Response クラス

Response クラスは HTTP レスポンスとブラウザ出力を扱うメソッドを含んでいます。

ステータスヘッダを設定する

Fuel において、ステータスヘッダは "特別の" ヘッダとして扱われます。設定の仕方も、他のヘッダとは同じではありません。 コントローラの中で次のように設定します:

$response = new Response($body, 404);

Setting the Status Header and other headers

$headers = array (
    'Cache-Control'     => 'no-cache, no-store, max-age=0, must-revalidate',
    'Expires'           => 'Mon, 26 Jul 1997 05:00:00 GMT',
    'Pragma'            => 'no-cache',
);
$response = new Response($body, 404, $headers);

set_header($name, $value, $replace)

set_header メソッドを使えば独自に作成した HTTP ヘッダを設定出来ます。

本機能は、レスポンスオブジェクトがコントローラのプロパティの 1 つになるような形でコントローラのメソッドから呼び出される必要があります。

静的 いいえ
パラメータ
パラメータ 規定値 説明
$name 説明 付け加えるヘッダ名。名前はユニークで、もし同一名があった場合は置き換えされます。
$value 説明 HTTP ヘッダに付加される必要がある文字列です。
$replace
true
デフォルトでは同名のヘッダの値はすべて置き換えられます。false がセットされた場合は、ヘッダの書き換えはありませんし、書き換え出来ません。
返り値 void
$response = new Response();

// PDF を出力します
$response->set_header('Content-Type', 'application/pdf');

// downloaded.pdf がコールされます
$response->set_header('Content-Disposition', 'attachment; filename="downloaded.pdf"');

// キャッシュをなしにします
$response->set_header('Cache-Control', 'no-cache, no-store, max-age=0, must-revalidate');
$response->set_header('Expires', 'Mon, 26 Jul 1997 05:00:00 GMT');
$response->set_header('Pragma', 'no-cache');

// 更なる例
$response->set_header('Content-Language', 'en');
$response->set_header('Content-Type', 'text/html; charset=utf-8');

return $response;

send_headers()

send_headers メソッドは、リクエストされた HTTP ステータスを含むヘッダをブラウザに送信します。

本機能は、レスポンスオブジェクトがコントローラのプロパティの一つになるような形で、コントローラのメソッドの中から呼び出される必要があります。

静的 いいえ
パラメータ なし
返り値 void
$response->send_headers();

通常は手動でこのメソッドを呼び出す必要はありません。リクエスト処理の一部として Fuel がこれを処理するからです。

redirect($url = '', $method = 'location', $redirect_code = 302)

redirect メソッドは、新しい URL にリダイレクトする諸々の方法を提供します。

静的 はい
パラメータ
パラメータ 規定値 説明
$url
''
リダイレクト先の URL 。
$method
'location'
リダイレクト方法。'location' と 'refresh'がサポートされています。
$redirect_code
302
HTTP ステータスコード。リダイレクトの一部分として送り返されます。
返り値 このメソッドは、現在のスクリプトを終わらせます。返り値を持ちません。
// URL を使います
Response::redirect('http://example.com/home', 'refresh');

// あるいは、相対 URI を使います
Response::redirect('site/about');